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どんこ舟の神さま

  • 2025年10月13日
  • 読了時間: 1分

更新日:2025年10月25日


長男が小学生、次男が幼稚園児だった頃、川下りが観光のメインになっている福岡県柳川市に住んでいました。

ある日、町内の子供会の行事で、親子で川下りのどんこ舟に乗りました。私たち親子の他にも、同じ町内の何組かの親子が一緒に乗っていました。

次男はあまり体が強くなく体力も無かったので、何かの行事ごとがあると、必ずと言っていいほど熱を出していました。その日も私は次男のことが心配で見守っていたのですが、次男は思いのほか機嫌が良く、終始笑顔で過ごしていたようだったので、ホッとしていました。

川下りが終わってどんこ舟を下りた時、次男は私にこう言いました。

「おふねに神さまがいたねえ」

「えっ?神さま?」

「うん、おばあちゃんの神さま。僕とお兄ちゃんを見て笑ってた。いい子でねって言って消えちゃった」

よく分からなかったので、そうなんだ、と言ってそのまま終わったのですが、その日の夜、

夫の実家から電話があり、夫の父方の祖母、子どもたちの曾祖母が亡くなったということでした。

「おふねに乗っていた神さまは、ひいおばあちゃんだったのかな?」

と息子たちと話しました。

最後に息子たちに会いに来てくれて、ありがとう、ひいおばあちゃん。

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